日本で第一号の女性落語家「露の都」さんが書いた「続けること」というコラムを9月17日の日経新聞(文化面の交遊抄)で読みました。読み終わった瞬間にタクシーの中で手帳に書き写したほど心を打たれたので紹介します。
「古典落語は女性には無理」と言われ続けながら、私は三十年以上も噺家(はなしか)をやってきた。そんなふうに逆風が強いなかで、何かと励ましてくれたのが笑福亭鶴瓶にいさんだった。
まわりに「無理」と言われ続けながら三十年以上って!!
続けるには相当強い精神力と強固な意志がないと「無理」だよな〜、スゲー!!
そんなネガティブな事ばっかり言う連中にも負けず、ひたすら頑張っていたある日、強力な応援団長が現れたそうです。それが、なんと鶴瓶師匠。
ある時、全国区で人気を集めるにいさんに「売れるには、何か必要なんでしょうねぇ」と、ぽろっとこぼしてしまった。
やはり人間ですから、弱気になったりくじけたりしますよね。
僕自身も自分がやっている事を全く理解してもらえず、理解できないから評価も当然低くなる・・・という状況が日常茶飯事だったりします。「そんな事はしょっちゅうだし、もう慣れっこだからさ!全然OK、はっはっは」とか笑顔で言ったりしつつも、心の中で泣いてたりするわけですよ。
そこで鶴瓶師匠は言いました。
「都なあ、一つのことを長くつづけていれば、必ずいつか認めてもらえる時が来るがな」
鶴瓶さんの言葉を読んで、以前手帳に書き写した将棋棋士の升田幸三さんの言葉も思い出しました。
「一人前になるには五十年はかかるんだ。功をあせるな。悲観するな。もっと根を深く張るんだ。根を深く張れ」
日本で第一号の女性落語家「露の都」さんは30年以上、「百年に一人の天才」升田幸三 実力制第4代名人は50年・・・
短期的な成果を追い求めがちな時代だけど、もっともっと根を深く張らないとね。
そんな事を今日改めて思い、忘れないようにと、たまにはマジメな記事を書いてみました。では、おやすみなさい。
升田 幸三
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>理解できないから評価も当然低くなる・・・という状況が日常茶飯事だったりします
そうだったんすか、アニキ!(つД`)
なんか、にくまんさんは、ずっと勝ち続けているような印象を持ってたんですが、心の中で泣いてたわけですか、そうですか。
最近、「仕事しながら税理士の勉強って大変だなあ」とかヘタレなことを思ってたのですが、とにかく続けることっすね!というわけで、これからTACに逝ってきます!
投稿情報: ウエダ | 2005/09/18 11:14
いやいや、基本は負けてばっかりですよ。
税理士目指してがんばれ!
投稿情報: 29man | 2005/09/19 00:19
鶴瓶師匠っていつもふざけている感じがしますが
とてもすばらしい方なんですね。
なんだか心が打たれました。
涙が出そうです。(つд⊂)エーン
私もブログをがんばってどんなに時間がかかっても夢をかなえてみようと思いました。
そういえば、好きでよくみている「きらきらアフロ」
で松嶋がいくら師匠に対して失礼なことを言っても
笑って一緒に楽しんでおられる姿をみてもその寛大さ
を感じます。
投稿情報: あこ | 2005/09/20 21:08
あこさん>
どうも、はじめまして。
コメント&トラックバックありがとうございます。
この記事の中では長くなるので書かなかったのですがLongtailという最近のネット動向から出てきた理論があります。成功するブログの秘訣はこのLongtailという理論に秘められていると僕は思ってます。その中でも「継続は力なり」という要素が凄く重要だったりしますので、是非ともがんばって続けてくださいね。僕もがんばります!
投稿情報: 29man | 2005/09/21 23:36