殺人的な仕事量とハプニングが重なりまして、まともに休んでないし、遊んでないし、寝てないし・・・と、そんな生活が2ヶ月ほど続いてます(涙)
こうなるとブログの更新もしなくなるわけで、約1ヶ月ぶりの更新となりました。ある種わかりやすいですよね、ブログ見ればバランスよく生活しているのかダメダメなのかがわかる、みたいな(w
ここ2ヶ月の出来事がほとんど仕事がらみなのでどんな事があったのかは全く書けませんが、まあ世の中そんなに甘くないという事と頑張れば頑張っただけ達成感が倍増するって事を改めて認識した感じです。一緒に頑張ってくれているチームのみんなにも感謝です。引き続き走り続けましょう。Run with Me.
そんな大忙しの中ですが、リラックス方法はお風呂で読書。最近読んだこの本は最高なのでオススメです↓
「抜く」技術
成長する人や組織、製品には、絶妙な「抜き」がある。「抜き」の効用、「力み」を抜いて生きること、「捨てる」側からの発想、適度な「抜き」のバランスが自在にする人間関係など、成果を最大限に高める「抜く技術」を注目の次世代エネルギー「海洋温度差発電」の世界的権威が説く。
僕が赤ペンを引いた箇所をピックアップしながらご紹介します。
車のハンドルには「あそび」が不可欠です。あそびがないと「余裕」がありません。余裕がないと「危険」です。このように「安全なもの」「丈夫なもの」には、かならずあそびというすき間が用意されているものです。
この本はこのセンテンスからはじまります。もう「いっぱい、いっぱい」になってて余裕がない自分は「危険」だということを認識しました。
いくらすごい速球を投げる投手でも、そればかりで押していたら、やがて打者の目が慣れてきて打たれてしまう。そこにときどき変化球をまぜて打者の力をかわす。そういう配給の妙が直球を早く見せ、効果的なのです。いわば、「より強く押すための引く技術」です。
あえてチェンジアップが必要だということですね。速球ばっかりだと自分も自分のまわりも相手も疲れちゃいますし効果/効率が悪くなるもんです。
シンプル・イズ・ベスト。極力ムダが省かれ、よけいなものを加えない、抜きが効果的に使われた作品のほうがはるかに人の心に訴えます。
これは以前こちらでも「KISSの法則」について書きましたが。仕事も写真も全てにおける永遠のテーマです。
いいものをつくるためには、何かを加えるかより何かを抜くかという、足し算ではなく「引き算の美学」が肝心であるということ。これは仕事の能力や人間の器にも共通していて、できる人ほど「力が抜けている」ものだといえます。
「引き算の美学」はもう一つ僕の永遠のテーマでブログのタイトルにも昔から The Radical Dubber と書いてます。 "Radical Dubber"とは日本が世界へ誇る Dub Band, Dry & Heavy による名曲です。これは29manが"radical" な精神を常に持ち続けていたい、そしてDubという音楽に秘められた「引き算の美学」というものを大切にしていきたい、という気持ちを込めてつけました。
力みがないからこそ集中力も高まる。力を抜くことを知っているから、ここぞというときに集中力をもっとも高めることができ、決断も早いのです。緊張と緩和、集中と分散。この二つはじつは対立関係にはありません。相互に補助関係にあって、片方がうまくいけば、もう片方もうまくいく。どちらかがダメだと、どちらもダメになってしまう。すなわち力みがあると集中力も損なわれてしまうのです。
これは「リラックスをする事こそ、最大限の力を生み出す方法である」というGTDの根底にある考え方と一緒ですね。
事をなすには粘りが大切、百回やってダメなことでも、百一回やれば成功することがある。
<中略>
成長するためにはまず何より忍耐が必要です。
今がまさに、粘りと忍耐が必要な時期であります。諦めずに頑張っていこうと思います。
失敗とか限界を逆境としてとらえるのではなく、つぎの成功や再成長へのステップとして考えること。活用すること。それが成長を続けるための有力な「引く技術」であり、逆風期のストレスを「抜く技術」にもなるのです。
失敗したことをちゃんと振り返って、それを次に活かすために「活用すること」がいかに重要であるかという事を改めて肝に銘じました。失敗してクヨクヨしている暇があれば、なぜ失敗したのかを検証して理解することが大切なのです。
失敗しない人間よりも失敗に強い人間。より成長していくのは後者のほうなのです。
ずーっと失敗の繰り返しですが、もっともっと失敗に強くならないといけないのです。
成功や成長のいちばんの基礎となるものは、やはり一歩ずつの精進であり、コツコツと自分の根を肥やしていくことです。根が太くならなければ、幹も枝も伸びません。成長とは、戦略よりも姿勢の問題だといっていいかもしれません。
将棋棋士の升田幸三さんの言葉に「一人前になるには五十年はかかるんだ。功をあせるな。悲観するな。もっと根を深く張るんだ。根を深く張れ」がありますが、焦らずに一歩一歩コツコツとやらないとダメなんです。
意欲は才能に勝ります。才の不足は意で補えても、意の不足を才で補うことはできません。平凡なことの積み重ねが非凡な結果をもたらすのです。
続けることがやはり一番大切なのです。
「夢をつかむことというのは、一気にはできません。ちいさなことをつみかさねることで、いつの日か、信じられないような力を出せるようになっていきます。」
と言ったのはイチロー選手。
「継続は力なり。」
と繰り返し言い続けるのは日本を代表するアルファブロガー、コグレマサト選手。
今日は実はオーバーワークで一日ダウンしちゃいましたが、また明日から一歩一歩ゆっくりとですが走り続けたいと思います。
では、おやすみなさい。
> 失敗しない人間よりも失敗に強い人間
この言葉すげーいいなあ。
毎日エロビデオで抜いてる場合じゃないですね!>俺
投稿情報: ウエダ | 2006/05/12 12:39
そっちの抜きも大切だけどね(w
投稿情報: 29man | 2006/05/12 15:52
はじめまして。いつも29manさんのご活躍も色々なところで拝見してます。
29manさんってヴァイタリティ満ち溢れる中に、ちょっと肩の力の抜けたユーモアというか
アソビの部分がうまく溶け込んでてとっても素敵な方だと思います(妄想)。
2006年ぜひ一度お目にかかってみたい方No1です。。
では、引き続きお仕事がんばってくださーい!!
投稿情報: 栗毛 | 2006/05/14 01:27
栗毛さん>
ども、はじめまして。
ユーモアというか面白くないギャグ(おやじギャグとも言う)はライフワークだったりします(w
今年どこかでお会いできたら是非!
投稿情報: 29man | 2006/05/15 19:33