この本に書かれている事を未来の予言だと思っちゃう人もダメダメ!
広告業界の人でこの本を知らない奴なんかもう、ダメダメダメ!
今年の4月に「テレビCM崩壊」の著者 Joseph Jaffe氏の講演をシンガポールで聞きました。
マーケティング・コンサルタントとして広告業界で活躍し、本人自らがブロガーでありポッドキャスターでもある Jaffe氏。Blogosphereのど真ん中で生活し、Web2.0の波を自ら先端で乗りこなしている Jaffe氏はインチキ「口だけ」評論家ではなく、僕に言わせりゃ「こっち側の人」であり仲間なわけです。
講演を聞いたり、本を読んだ後に「ここはどうかな?」と思う部分が1つや2つあるのが通常ですが、Joseph Jaffe氏においては(悔しいほど)100% 同意してしまいました。
統合マーケティングの権威であるノースウエスタン大学の名誉教授ドン・シュルツ氏が「これは、私が書いていればと願ってやまない本だ」と述べたらしく、Ad Innovatorの織田さんも「私も同感だ」と書いてました。「僕も同感だ」と言いたいところですが、僕はむしろ、「こんなスゴイ本をいつか書けたらイイな〜」という人生の目標にすらなってしまいました。
「テレビCM崩壊」の中から僕のハートをつかんだ部分をいくつか抜粋して紹介してみましょう。
今こそが広告ビジネスに携わる人間にとって最高の時代である。可能性は際限無く存在し、また、その可能性はあなたのためにある。ただし、その可能性を手にするためには、先入観、派閥、なわばり意識などといった概念を即座に捨てさらなければならない。変化を拒む事は無益であり、リスクを恐れない姿勢こそが新しい世界で成功を手に入れる鍵といえる。
先日開催されたインプレスのWeb2.0セミナーで、「この何十年に一度の大変革の時代に広告業界に身を置く事がいかにエキサイティングであるか」と最後に僕は言いました。こういう発言の裏には当然不安もあるわけですが、自分の考えに確信を持たせてくれるというのは本当に心強いです。
リーチとフリークエンシーのみに頼った旧来型のマーケティング、つまり、何度もメッセージを叩き込んで、消費者がとうとう降参するといった方式はもう効かない。デジタル革命の到来で、マーケターと消費者の関係は大きく変わり、時代は新しいパラダイムを迎えたのである。
今まで現場で疑問に感じていた事、でも発言するのはちょっぴりタブーだったりする内容、それをここまで「ぶっちゃける」人を見て気持ちいいと感じるのは僕だけでしょうか?(w
僕がこの本で一番重要な部分だと思ったのが「今日の消費者についての10の教義」です。
「今日の消費者についての10の教義」がなんであるかはここでは紹介しませんが、この10の教義を肌感覚で理解できている人こそが今後の広告ビジネス/マーケティングのパートナーとして相応しい人です。これを理解できない人は速攻クビにしてもいいかもしれません(w
最後になりますが、去年開催された、はてなの近藤さん × カレン四家さん × 29manのパネルディスカッションで僕がRespectしているマーケター Seth Godin氏が書いた「パーミション・マーケティング」がいかに重要かについて語りました。「テレビCM崩壊」の中でもSeth Godin氏についてJoseph Jaffe氏も同じ事を書いてました。
シンクロするって素敵!
そんなJoseph Jaffe氏とシンガポールで撮ったツーショットを貼ってこのエントリーを締めくくりますね(w
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テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0
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Joseph Jaffe 織田 浩一
翔泳社 (2006/07/22)
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ここまでオススメしてもまだ躊躇しているアナタ!
しょうがないな〜、ここから第一章をダウンロードできるから騙されたと思って読んでみて!
お邪魔します。
自分のブロブ記事についたトラックバックをわたってきました。
「テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0 」読まなきゃだめですね。。。
1週間前に、知人とこの本の話題になったんですが、、その後、結構いろんな感度の高い人のなかで話題になってますね。
2ショット写真、うらやましいですね
急ぎます。
TBもさせていただきます。
投稿情報: rocket | 2006/09/23 15:48
rocketさん、コメントありがとうございます。
TB読みました。
気に入っていただけたようでよかったです!
これからもよろしくです。
投稿情報: 29man | 2006/09/25 18:42
たびたび訪れますので、
これからも宜しくおねがいします。
著書は昨日の夜からやっと読み始め、
半分のところ、今日今から帰り、読み
ます。
投稿情報: rocket | 2006/09/26 00:47