土曜日に行った Mayer Hawthorne のライブ @ Billboard Live Tokyo はライブパフォーマンスを超えた今の時代の表現の方向性の一つとして大きなインスピレーションをもらいました。
ところで Mayer Hawthorne って誰?という方々も多いと思うので、Jet Set Record の Mayer の紹介文を引用させていただきます。
JAMES PANTS、DAM-FUNKと素晴らしいアーティストを輩出しめざましい活動を続けるSTONES THROWから、またもや驚くべき才能が登場しました。甘いファルセット・ヴォイスとグルーヴィーで洒落た演奏で60年代~70年代のデトロイト産ソウルを愛情たっぷりにトレースしたヴィンテージ・ブルー・アイド・ソウルを聴かせてくれるシンガー・ソングライター/マルチプレイヤー、MAYER HAWTHORNE。既にウェブ上で大きな注目を集め、2枚のシングルが当店でも大ベスト・セラーとなっている彼が、ファースト・アルバム"A STRANGE ARRANGEMENT"を遂にリリース。ただいま当店で爆発的ヒットとなっています!!
Text: Makoto Ono(JET SET KYOTO)
大ヒットしたセカンドシングル May be so May be No のPVはこんな感じ。
50年代〜60年代のスイートソウルミュージックにヒップホップのセンスを取り混ぜた彼の独特のスタイルに新鮮な衝撃をうけ去年最もプレイしたアルバムでした。
彼はもともとヒップホップDJというキャリアからスタートしたこともあり、ステージでの曲構成はDJミックス的なセンスが溢れ、一曲一曲をしっかり光らせ、流れの中で高揚感を作り出していました。
ライブのクライマックスはファーストシングルの Just Ain't Gonna Work Out を客席との掛け合いでドラムンベース REMIX、カントリー REMIX、ヘビメタREMIXへとライブ演奏していき、最後はレゲエREMIX(心地よいラバーズロック調)で締めるという形で存分に楽しませて頂きました。
新曲や Work To Do のカバーなども織り交ぜ、過剰な演出も装飾もなく、かっこつけたり気取ったりも一切なく、あたたかいヒューマンなトークとたたづまいは今の時代の空気にあってるな〜、と思いました。
いままでの消費主義に対するアンチテーゼのごとく、失われつつあった人間味あふれる温かいソウルテイストを今の最先端のグッドテイストをREMIXしてリバイバルさせるセンス。古いけど新しい。ちょっとダサいようだけど、実はオシャレ。
一つの表現の方向性としてものすごく共感できた一夜でした。
彼のデビューアルバム A Strange Arrangement オススメです!
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