この度、10年間お世話になったビーコンコミュニケーションズを退社することになりました事を皆様へご報告いたします。
そして2010年7月1日付で、Naked Communications Tokyo のエクゼクティブ・クリエイティブ・ストラテジストとして就任します。移籍先の Naked Communications は海外では有名ですが日本ではまだ知名度が低いのでご存知ない方も多いと思います。海外のメディアではこのような紹介がされています。Fast Company 誌では2009年度の "One of the Five Most Innovative Marketing Companies in the world." (世界で最も革新的なマーケティング会社トップ5)に Naked が選出されました。他にもThe Wall Street Journal では "Top 5 agency to watch worldwide"(世界で注目したいエージェンシートップ5)にも選出され、 The Washington Post では "... the agency of the future"(未来のエージェンシー)として紹介されました。 Naked Communications は2000年にロンドンで設立された会社で、今年で10周年を迎えます。通常の総合広告代理店のビジネスモデルとは異なる、コミュニケーション分野における戦略コンサルティングおよびコミュニケーションプランニングに特化したプランニング専門部隊、すなわち「プランニング・ブティック」という日本では他に類を見ない形態のグローバル マーケティング カンパニーです。 戦略コンサルティングという分野はアメリカで大学生活を送っていた当時、ビジネスを専攻していた我々の間では憧れの業界でした。そんな影響もあり、日本に帰国して新卒で入社したのも野村総合研究所でした。野村総研ではいきなりコンサルティングの仕事ができるわけもなく、在籍中はIT分野におけるコンサルタントを目指してシステムエンジニアとして下積み生活を積み重ねていました。しかし、いつしか自分が求める将来像とのズレを感じるようになり、友人の誘いをきっかけに異業種転職を果たし広告業界へやってきたのが2000年でした。 そして過去10年間、入社した会社は社名がレオ・バーネットからビーコン・コミュニケーションズへと変わり、もともと採用は戦略プランニング部だったはずが、諸事情により戦略プランナー職は一度も体験せず、広告のキャリアを営業からスタートし、すぐにデジタル部の立ち上げに携わりました。5年後にはデジタル部の部長を務め、さらに去年の秋からはクリエイティブ部に異動し、クリエティブディレクターをやらさせていただきました。デジタルという分野が今ほど重要視されていない時代から主戦場をそこにおいてやってきたもんですから、常にデジタルを軸足に一人何役こなすというのが当たり前でした。時にはなんちゃって営業、時にはなんちゃって戦略プランナー、時にはなんちゃってクリエイティブ、時にはなんちゃってメディア担当。そんな中、自分にとって何が一番得意で何が一番好きなのかという事を探し続けた10年間だったと思います。 これからの時代は、コミュニケーション戦略とクリエイティブ、そしてデジタルテクノロジーを充分に理解したハイブリッドなコミュニケーション・プランナーの存在価値が高くなると確信しています。
まさにそのようなハイブリッドなコミュニケーション・プランナーを目指すには、Naked Tokyo が最高の環境なのではないかと思いました。もともとコンサルティング分野に憧れていたこともあり、回り回ってコミュニケーション分野における戦略コンサルティングができる会社に出会えたと感じました。
Naked Tokyo に移籍することで、今まで以上に Innovative(革新的)で Radical (急進的)なソリューションを Naked Tokyo のメンバーと共に力を合わせてクライアントへ提案できることを楽しみにしています。(Naked Tokyo の皆さん、どうぞよろしくお願いします!)
いよいよなんですね。
(情報はいろんな方面から伺ってました)
ニックさんらしく、やりたい事がイロイロできると良いですね!
まずは、めいっぱい充電☆
改めて日本の良さを感じる、のんびり奈良観光もオススメですよん…;)
投稿情報: みやみや | 2010/05/10 17:36