今日は仕事納めでした。古い資料を捨て、デスク周りも名刺関連も整理整頓。今年はデスク周りを汚さずに整理整頓するように、「「超」整理法—情報検索と発想の新システム」なんかを読んで努力してみました(笑)。数年前に比べれば相当改善されましたが、比較対象が自分なのでまだまだです。キレイなデスクは気持ち良いし、仕事もはかどるような気がしたので来年もより改善していきたいと思います。
夕方には仕事納めを完了し、ビートたけし主演の映画「血と骨」を観に行ってきました。
“怪物”と呼ばれた金俊平という一人の男の生き様を綴ったベストセラー小説「血と骨」の映画版。ビートたけし演ずる金俊平が超はまり役という事で公開前から話題になっていたのでご存知の方も多いでしょう。
実は仁侠映画が好きだったりするので、29man的にはたまらない作品でしたがそっち系に興味の無い方にはオススメできません。あまりにも過激なので途中で気分が悪くなる人もいるでしょう。Yahoo!ムービーのレビューにもその様なコメントが数々ありました。また「在日朝鮮人に関する知識や、歴史的背景を知らない人には、ただただ暴力的な映画にしか見えないと思います。」というコメントもありましたが、グリコ・森永事件で犯人「キツネ目の男」に擬された男、宮崎学の自伝「突破者—戦後史の陰を駆け抜けた50年」を最近読んでいたり、アメリカにおける黒人のCivil Rights Movementから日本における在日朝鮮人問題に関して大学でちょこっと勉強するぐらい興味がある分野だったので、「ただただ暴力的な映画」には見えませんでした。
最近は純愛ドラマが流行っている中、「血と骨」はそれとは真逆にいく作品です。セックス、暴力、金、そして社会・・・ 人間の本能と欲求と苦悩を赤裸々に綴っているリアルなドラマです。世の中甘くないし、綺麗じゃないんだぞ、と。過激なシーン満載の中、たま〜に綺麗なシーンが出るとホッとする。そんな絶妙なバランスから観る人がそれぞれ何かを感じ取る事が要求される映画です。また、「あの時代に生きていなくてよかったな〜」と胸を撫で下ろす自分にも出会うでしょう。あんなにマッチョさが要求される時代ではやっていけませんからね。
最近リリースされた「異形」ではこの映画に関するたけしさんの意気込みや思いが書いてあって面白いです。たけしさんの本を読むのは「たけしの死ぬための生き方」以来だからまさに10年ぶりだ!決して彼みたいになれないし、なりたくもないが、超リスペクトしてます。29manと同じく「たけしファン」でしたら映画とセットでどうぞ。
ロッキング・オン (2004/12/08)
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宮脇さんの紹介でこの日記拝見させていただきました。映画「血と骨」見ていただきありがとうございます。「血と骨」の宣伝を毎日、血ばしった目と骨になりそうなプレッシャーで担当していました。
「セカチュー」などの純愛ブームとは正反対の作品でしたが、29manさんのおっしゃる通り、何かを確かに感じる作品だと思います。
原作はさらに素晴らしいですよ!
投稿情報: tomoh | 2004/12/30 12:11
tomohさん>
はじめまして。
わお!宣伝担当されている方からコメントしていただけるとはビックリしました!宮脇さんのお知り合いなんですね。是非原作も読んでみたいと思います。ただ、結構元気で前向きな時じゃないと辛い作品だと思うのでタイミングを見計らってって感じで(笑)コメントありがとうございました!
投稿情報: 29man | 2005/01/01 17:28