今日は良い企画がなかなか思い浮かばずに一日中行き詰まっているので、先日紹介した本「巧告。 企画をヒットさせるために広告クリエイターたちが考えること」に何かヒントがないか読み進めてみました。
この本を読むと広告の一番大切な根本を説いているので基本にたちかえれます。基本にたちかえる事は本当に重要ですが、けっこうおざなりにしてしまいがちです。
CMの成功は、単に商品が売れたかどうかだけでは判断できません。「見る人の心が動き、コミュニケーションがつくれたかどうか」という視点が必要なのです。
と言っているのはCMディレクターの中島信也さん(超リスペクト)。
そして、コミュニケーションをつくるために最も大切なのは「想像心」であると言ってます。
こういうものの言い方をしたら、どういうふうに受け止められるだろうかとか、こんな言い方をすれば傷ついちゃうんじゃないかなとか、相手の心をあれこれと思い、推し量ろうとする心。これが商品と広告を見ている人たちのあいだにコミュニケーションをつくるためには不可欠だと思うのです。
中島信也さんがいう「想像心」とはコミュニケーションをとる相手に対する思いやりを失わないことであり、相手を慮る心をクリエイティブに落とし込むこと。
思いやりを失わない。強い自分。広告でいいコミュニケーションをつくろうと思うなら、テクニックではなく、まずはそういう自分をつくるべきだと僕は思うのです。
テクニックや単純に流行っているものから答えを見つけようと安直なことを考えたらダメです。
はい、もうひと踏ん張りしてみましょう。
巧告。 企画をヒットさせるために広告クリエイターたちが考えること
posted with amazlet on 07.08.13
眞木 準 副田 高行 中島 信也 山本 高史 京都広告塾
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