業界内の同志かつライバルである電通の岸君による待望の書籍「コミュニケーションをデザインするための本」がついに発売されました。
岸君から献本していただいたのですが(ありがとうございます!)、手紙にはこのようなことが書いてありました。
カンヌなどで私が暑苦しく語っていた話をまとめた、やはり暑苦しい本です・・・
彼と初めて出会ったのは去年のカンヌ広告祭でした。
ものすごい論客で、鼻息の荒さに圧倒されまくっていたのですが、どうやら僕も鼻息の荒さでは負けてなかったらしく同じ志を持つ仲間として意気投合しました。最後の夜はカフェで二人だけでサシで語ったのが今でも良い思い出です。もし僕が女性だったら、きっともっと甘くて危険な夜になっていたでしょう。それは知る由もありませんが、そっち方面のコミュニケーションデザインの上級者であることは間違いなしです。
コミュニケーションデザインという新しい分野を切り開いていこうとする若者を「今、広告界を賑わすアンファン・テリブル(恐るべき子供たち)」と電通常務取締役 杉山恒太郎さんは巻頭にて表現しておられたが、ただの悪ガキとして終わらないように頑張っていきたいと思う今日この頃です。
「今までのやり方ではダメだから、新しいやり方でやってみようぜ!」と言い放ち、実際にプロジェクトに携わる大勢のメンバーを引っ張るのは半端ない知力、精神力、体力、そして統率力が必要とされます。それをクリエイティブの力で引っ張る人、理論と数字を掛け合わせてアカデミックに引っ張る人、もしくは浪花節で引っ張る人・・・いろんなスタイルがありますが、岸君はアカデミックなスタイルを持つプレイヤーなのできっとこの本は教科書としての価値が極めて高い内容に仕上がっているのではと期待しております。
全部読んだらまた改めてレビューを書きたいと思います。
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