＜宣伝会議連載＃２＞フェースブック上で獲得するファンの可能性。

先月からスタートした宣伝会議の連載「WEB MARKETER's view」の第二回目を書きました。ブログを再開するとかいいつつ前回の連載記事アップ以降いっさい更新されず・・・習慣化しないとダメだなこりゃ。

ということでまずは第二回目をどうぞ。

海外デジタルマーケティング最新動向（２）
フェースブック上で獲得するファンの可能性

　企業がフェースブック上でマーケティング活動を行っていくにあたり最も力をいれたいのは自社ページのファン獲得である。これからの時代はメディア予算の規模よりもフェースブック上のファン数の規模の方がマーケティング活動の成功への成否に直結すると筆者は考えている。

　それでは、生活者はどのような理由でフェースブック上の企業ページのファンになるのか？Social Media Examiner によると「ディスカウントやプロモーション情報を得るため」がトップの４０％、次にあがったのは「自分が支持するブランドを友達に対してアピールすること」が３９％とトップから微差で２位という結果だった。これは、ツイッターで企業アカウントを同じ理由でフォローすると答えたのが２３％、さらにメルマガ購読の場合は１０％という結果に比べてわかるように非常に高い結果だ。

　「自分が支持するブランドを友達に対してアピールすること」が上位の理由で現れているのは、やはりフェースブックの「いいね！」ボタンにまつわる機能がユーザー心理に影響を与えているのではないかと筆者は考える。この機能によって、ファンによるフェースブック上での情報拡散がツイッターとは違う形でなされている点にぜひ注目したい。

　ファンがファンを呼ぶ。この流れを海外では「ソーシャルCRM」という言葉で騒がれ始めている。新しい用語を乱用するつもりはないが、今後の潮流を語る上で鍵を握る概念になると思うので次回のテーマとして紹介したい。

written by 

ネイキッド・コミュニケーションズ 
エグゼクティブ・クリエイティブ・ストラテジスト 
渡辺英輝

野村総合研究所、ビーコン コミュニケーションズを経て、2010年から現職。ロンドン生まれの次世代型プランニング・ブティックにて裸の付き合いの本質を研究中。

（宣伝会議 １２月１日号掲載分より）

Posted via email from 29man（ニクマン）