A KAZUAKI KIRIYA FILM CASSHERN 公開まであと16日
約2ヶ月前の2月4日に僕は【キャシャーン見ました、ちょっとだけ。】という記事を書きました。【木村剛とブロガーのオフサイド取引】の事件が起こる前はこのキャシャーンの記事へのアクセスがブログ全体の8割り方を占めてました(笑)。
【木村剛とブロガーのオフサイド取引】も終了したので、今日は今まで温存していた「CASSHERN全部見たよ!」ネタについて記事を書こうと思います。
このネタを温存してた、一時は封印しようと思ってた理由は二つ。
� 光栄にも映画完成翌日3月25日に行われたプレス用試写会に参加した。その時点でブログへ書いちゃうと、恐らく僕の批評が世界一早いタイミングで世の中に出てしまう。それはマズイだろう(苦笑)。
� 凄く複雑な映画だったので、感想を書くのは極めて困難だ。映画に関してはごく一般的で普通のオーディエンスであるこの僕が気軽にCASSHERNについて感想を書いちゃっていいものなのか?変な前評判を作っちゃったらどうしよう(ビクビク)。
とそんな感じです。しかし公開まであと16日。月曜日から宇多田ヒカルのCASSHERN主題歌もラジオでオンエア解禁になった事だし、サントラのニュースも発表された事だし、そろそろイイかな?と思ったので一般ピーポーならではの感想を書いてみます。
う〜ん、複雑な映画だ!
見終わって最初に思ったこと。それは、「この映画、かなり複雑だね〜」でした。これは良くも悪くもです。次に思ったのは「紀里谷監督って超コンシャス(Conscious)な人だな〜」と。この映画にかけた彼の意気込みがスクリーンからひしひしと感じられる。愛、戦争、国家権力、差別、我欲、家族、科学...これらの複雑なトピック全てにおいて彼はCASSHERNという映画を通じて主張している。それをどこまで受け止められる事ができるか?どこまで感じ取ることができるか?かなり視聴者側に委ねられる映画だ。単純にエンターテインメントだけを追い求めた映画ではない。その点は評価したい。ただ、複雑である事は確かだ...(汗)
映像が美しい
【キャシャーン見ました、ちょっとだけ。】の記事でも
マンガちっく
前回の記事では、「日本っぽさ」「日本人だから作れる作品」というのを激しく感じたと書きました。なぜ僕がそう思ったか、理由がわかりました。どうやらCASSHERNではマンガやアニメの戦闘シーン等を参考にしているらしくカメラワークがMatrixや最近流行のCGアクション系映画とは違う。その点がどこか新鮮であり、「日本っぽさ」を感じた理由なのだとわかりました。あと、これは僕だけかもしれませんがPS2版 Final Fantasy �の感動的なエンディングにも通じるところがありました。ヤバイ、これ以上語るとマズイ(笑)
アドバイス
4月24日から全国公開されるが、観に行く前には必ずCASSHERN.COMにあるABOUT THE MOVIE→STORYを熟読する事をオススメします。ストーリーが複雑なので、予備知識を備えてCASSHERNを観た方が僕みたいに途中で混乱しないで済むかも。この映画、是非とも大ヒットしてほしい気持ちはあるが内容とストーリーが複雑なだけに紙一重だと思う。
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関連記事: 【キャシャーン見ました、ちょっとだけ。】
お久しぶりです!
ありがたいことに、私もCASSHERNを先行で観る機会に恵まれました。
いい意味でも悪い意味でも、PV監督が作った映画ですよね。個人的には正直、思っていたよりよかったです。
ああいったものが新しい映画のスタイルとして今後確立されていきそうな気がします。
確かに、こういったところで変に語るのはマズイ(笑)と思われるので、このへんで、、、。
投稿情報: タカハシ | 2004/04/22 13:07
タカハシさん>
あっ、見れましたか!
それはよかった!&思ったよりよかったですか。
もっとショボイと思ってた?(笑)
投稿情報: 29 | 2004/04/22 20:30
いや、物語として破綻するんじゃないかと思ってました(笑)
色々言われていますが、一言で「つまらない」とか
「おもしろい」とはいえない映画ですよね。
そういう意味では語ると面白い、いい映像作品かと。
映画館で1800円払うとちょっと高いかなと思うけど、
前売りで1500円だったらまあいいかも、
って、この300円はなんだ??
って感じでございます。
投稿情報: タカハシ | 2004/04/26 21:04
僕も色々なブログの感想見ましたが、やっぱり相当賛否両論ですよね。感動して泣いた人もいれば金返せ!って怒ってる人もいれば(笑)。
それにしてもここ数日間「キャシャーン」で検索してこのページにアクセスして来ていただいてる方々の多さにびっくりしてます。
投稿情報: 29 | 2004/04/26 22:24
普段、あまり映画など見ないこうした客層が、たまに入った映画館で
こう言うものを見せられたら、「もう二度と日本映画を見るのはやめよう」と
なっても不思議ではない。これでは、アンチ邦画の人々を生産するようなものだ。
話題性があるため、これでもそこそこお客さんは入るのだろうが、
長期的に見たら邦画界のためにならないと私は思う。『CASSHERN/キャシャーン』は、
その出来からみれば、とても商業ラインにのるようなレベルではない。本来こういう作品は
世に出すべきではないのではないか。誰かが途中で止める勇気を持つべきだ。
背景の音楽はとにかくうるさいし、体感上の上映時間は果てしなく長い。いつもニコニコ、
笑顔を絶やさぬ温厚なこの私が、本気で途中で出ようかと思ったほどだ。『BR2』に匹敵する
トンデモ映画だが、あちらは(別の意味で)笑えるだけまだマシだ。 (「超映画批評」抜粋)
http://movie.maeda-y.com/movie/00306.htm
紀里谷和明が監督した映画キャシャーンの気の毒な評価
http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20040425150000/6354.html
投稿情報: まうす | 2004/04/27 21:15