35KM地点までぶっちぎりで一位を突っ走ってたブラジルのデリマ選手。そこに沿道からキチガイのオッサンが出てきてデリマ選手をタックルするという前代未聞のあり得ないトラブルが発生。そんなハプニングに巻き込まれたにも関わらずスポーツマンシップに則り最後まで走りきり、堂々と銅メダルを獲得したデリマ選手に29manは金メダルをおくりたい!
もしあんなトラブルがレースを走っている最中に自分自身に起こったら間違いなく途中で棄権しているだろう・・・ 精神的なダメージだけではなく、ペースを維持するのが非常に重要なマラソン競技では本当に最悪な事態。更に性質が悪いのはマラソンには「35kmの壁」というのがあって、35km以降にエネルギー切れで失速したりひどい場合は一切動けなくなってしまうという現象が起こることもありうる。これはトップレベルのマラソンランナーも同様で35km以降はマラソンでは未知の世界なのだ。先日の女子マラソンで世界最速記録保持者のラドクリフ選手がリタイアしたのもこの付近だし、東京国際女子マラソンで高橋尚子選手が失速したのも記憶に新しい。29manも35km以降は「止まるな!進め!がんばれ!」と呪文のように唱えながら残りの7kmを必死で走ります。そんなところでいきなり妨害されたらも〜、あんた!って感じなんですよ!わかるかな?
一人のキチガイのせいでアテネ・オリンピックの後味悪すぎだよ!マジで見てて腹がたちましたが、デリマ選手のゴール前後の笑顔と1位の選手以上に大きかった観客の歓声に救われました。デリマ選手の妨害されても挫けずに負けない勇敢な姿にマジ感激!おめでとうデリマ選手!そしてありがとう!あんたは間違いなく金メダルだ!
【追記】
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〜夢、一途〜
ホント、あのヘ×タイ風のおっさんはナンだったんでしょう。デリマ選手がふびんでなりません。
しかし、それでも走り切り、なおかつメダルを得たデリマ選手こそ、真のアスリートだと思います。
もちろん、だからと言って1位・2位の選手がそれより劣るということはけしてないわけですが。
投稿情報: McDMaster(マナル店長) | 2004/08/30 11:16
店長>
今日いつも通っている治療院へ行ったら先生が「オレはデリマ選手のような男になりたい!」って言ってました。あの精神力の強さ、憧れます!
投稿情報: 29 | 2004/08/30 20:30
http://invade.bufsiz.jp/
デリマ選手のさわやかな態度に比べて、乱入したおやじはF1のレースに乱入したり、幼児へのわいせつ事件もおこしてるみたいですね。
投稿情報: michi | 2004/09/04 09:06
彼の走りや大会に対するFAIRPLAY精神を観れば
やはり金メダルに値します。しかし、彼は金以上の走りを
して、世界中に感動&勇気を与えました。全世界で
クーベルタンメダルを授与されたのはたった7人。(その
内一人は例ーの走る機関車、ザトペック選手)デリマは
それを見事授与!金メダル以上に価値があり、永遠に
彼の功績が称えられるのです。彼はマラソンだけでなく
FAIRPLAYの鏡です。マラソンだけに限らず、
スポーツマン皆様、見習いましょう。一人一人の心に
デリマ選手の精神を!
投稿情報: 走るブルースマン | 2004/10/15 07:58