カンヌのビーチはヌーディストビーチ?!
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6月16日~7月1日までフランス出張&旅行(夏休み)という2週間を過ごさせて頂きました。
帰国後しばらく経ってしまいましたが、色々と落ち着いたのでここらで感想をちょっとづつ書いていこうと思います。
まずはカンヌ国際広告祭(出張編)から。
今年のカンヌを一言で表すとしたら、「Creativity の定義が変わった。」
と、そんな風に思いました。
Dove がWEB上で展開したバイラルムービー "Evolution" がなんとフィルム部門(TVCM部門)でグランプリ。ちなみにTVでCMとして流れたのは一回だけだったらしい?!
Nike+ がCyberでグランプリ。
今年のCyberの審査員をつとめたYugoさん曰く、
nisshi.yugop: Cannes Report #02.
これは広告といえるのか?という議論もあると思うけど、間違いなく僕らのデザイン領域を拡げていく仕事なので、たとえカンヌでもこれグランプリじゃないとおかしいだろ、という思いは個人的に強かった。
ということで、Cyberのあり方がまた次のステージへの進化を力強く示した結果に。
そして、今までフィルム部門が一番注目されていましたが、今年からは圧倒的にTitaniumの方が注目されていました。そのTitanium部門のグランプリがコレ。
Burger KingのXBOX King Game キャンペーン
Titanium部門の審査員長本人(Alex Bogusky)が手がけたキャンペーンなだけに、一瞬微妙な空気が流れましたね(w
でも、ファーストフードの会社がゲームを作ってハンバーガーとセットで売ってしまうというのは確かに新しい考え方であり、新しいブランディングである事は事実でしょう。
「Evolutionがグランプリ、カンヌ新世代への幕開け」と Advertising Age 誌も大々的に今回の結果を報じましたが、私自身もカンヌへ参加して思いました。
"Creativity" に対する評価基準や考え方というのが変わった、と。
女の子もトップレス
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メディアのランドスケープが変わり、広告に対する接し方が変わり、効果測定のあり方が変わった今、
「Creativity = 表現」
という方程式が成り立たない。そんな時代へ突入したのではないでしょうか?
Creativity は表現の巧みさ、という枠は完全に超えて、もっとマーケティング全体を幅広く捉える広義なものになったと感じました。Creativity がマーケティング上においてどのような結果を生んだか? Evolution、 Nike+、 Burger King、 グランプリを獲得したこれらのキャンペーンは表現の巧みさを超えてしっかりと結果を生み出していました。
また、EvolutionとNike+はインターネットをベースに全世界を巻き込んだ大事件でした。バイラル部門をとっても、世界中から集まる審査員がリアルタイムで見ていない作品は、国際広告賞ではなかなか賞を採る事は難しいのではないかとも思いました。広告業界でも世界はフラット化しているのですね。
フランスは街並みがアートでした
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と、若干マジメに感想を書きましたが実際は「飲めや騒げや!」の毎晩パーティづくしの楽しい一週間を過ごさせていただきました!カンヌで一緒に酒を飲んだ皆さん、どうもありがとうございました。いや、はっきり言って、飲みすぎました、そして牡蠣にもあたりました・・・(涙)
最後になりますが、Gold2つにBronze3つという偉業を達成したGTの内山さん&伊藤さんおめでとうございます!ヤングカンヌでシルバーを受賞した中村洋基さん&鎌田貴史さんコンビもおめでとうございます!それとメディアとサイバーでシルバーを受賞したかい沢さんもおめでとうございます。みんな凄すぎ、刺激的すぎ!
今年一年良い仕事をして、また来年もカンヌでお会いできるように頑張りたいと思います。
朝のビーチ沿いのジョギングが気持ちよかった!
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ちなみに、写真と文章の内容はあまり関係ありませんでしたー(w
まあ、こんな感じで次回はカンヌの後に行ったパリについて書いてみます。
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